ひきこもりクエスト

ひきこもりが何と戦ってるかって?自分の中にいる怪物だよ

水曜日のメランコリア

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うさぎ

お布団の中の勇者……とか言ってる場合じゃないんだよ、キミ。昨日は定期的に私を襲ってくるモンスターと戦っていたんだ。

そう、あれはお昼ご飯を食べて休憩していた時のことです。突然メランコリーな気分になり、涙がポロポロとこぼれてきました。

 ママンはそんな私を見て、「満腹なのに悲しい気持ちになるなんて変わってるね」と言いました。

 

いま気がついたのですか。

私は子どもの頃から浮きまくっていたではありませんか。今も変わらず浮いているだけですよ。

 

メランコリーは私の事情なんてお構いなしにやって来ます。

でも、心配してくれてありがとう。

私は自分に辛いことがあって泣いていたのではないのです。


精神病院に入院しているイトコのことを思い出していました。


イトコの男の子(といっても30過ぎてるけど)は、歴代の怪人の名前を全部暗記しているほどの仮面ライダー好き。

いくつになっても“仮面ライダーごっこ”とか“サメ退治ごっこ”とか、可愛い遊びが好きでした。


目がぱっちりした美少年で、近所の大人たちからも可愛いと評判。


普通に考えればリア充コースなのですが、彼は途中で心を病んでしまいました。


お勉強が苦手。


これが最初のつまずきでした。


怪人の名前はスラスラ出てくるのに、勉強に関することはどうしても覚えられなくて、家庭教師が匙を投げたほどです。


友達だっていつまでも仮面ライダーごっこで遊んではいられなくなります。仲間がゲームやスポーツなど新しい遊びを覚えていくなかで、彼はずっと子どものまま。


次第に仲間はずれにされたり、利用されたりするようになっていきました。

家に来る友達はお菓子をご馳走になるのが目的で、イトコと遊びたいわけではありませんでした。一緒に出かけても途中で巻かれてしまうのです。


お金をせびられたこともあったようです。


お小遣いがなくなり、お金を渡せなくなると、今度は万引きの見張りをさせられました。友達と一緒に捕まって、親からひどく叱られたようです。

嫌だと言えなかったのは、友達に嫌われたくなかったからでしょう。

私の知っているイトコは物を盗むような子ではなかった。家に遊びに行くと、近くの商店でジュースを買ってきてくれる優しい子でした。


やがて、彼も私と同じように不登校になりました。

 

学校には居場所がなかったのでしょう。理解できない授業を何時間も聞いているのだって苦痛です。


高校に行っていないので、学歴も私と同じ中卒。


伯父の一家はそんな彼を精神科に入院させ、存在しないもののように扱っています。家が恋しくなって電話を掛けてくると、面倒がってすぐに切ってしまう。


私が最後に彼を見たのは、まだ入院と退院を繰り返していた時のこと。


薬の影響なのか、誰だかわからないほど太っていました。

あんなに面白い子だったのに、無表情で、何も話さなくなっていました。


私もコミュ障だから、なんて声を掛けたらいいのか分からない。

あの時、一言ぐらい話せばよかったと後悔しています。


姉が結婚し、ますます家に居づらくなった彼は、ずっと入院生活をしています。


誰かに危害を加える可能性があるとか、薬を飲まないとか、日常生活に問題があるわけではありません。通院治療できる範囲でしょうから、外の世界に居場所があればいいのに、と思います。


祖母だけは心配して、お見舞いに行っています。


そこで、彼が他の入院患者に殴られ、唇を縫うほどの大怪我をしたことを知ったそうです。殴られた時は、歯が見えるほど傷口が大きく裂けていたと聞いてショックを受けました。

病院内でもいじめられているんじゃないかと、余計なことを考えてしまう。患者さんは病気のせいで暴れることがあるので、事故ならいいんですが……。


イトコのことを考えると、涙が止まらなくなる時があります。


勉強が苦手だから何だ。
学校に合わないから何だ。
あの子が何をしたっていうんだ。


そんな怒りがこみ上げてくる。

私と違い、彼はPCを持っていません。
辛いことがあっても、誰にも何も言えないんです。

だからブログに書き留めておこうと思いました。彼のような人が存在していることを、覚えていてほしい。生きづらさと必死に戦っている仲間として。


思い出すのは、法事の最中に変顔をしてみんなを笑わせていたことです。

あれは腹筋がやばかった(笑)。


病室でまた仮面ライダー見てるのかな?

とまあ、重めの話をしてしまいましたが、お茶でも飲んでってください (。・・)_旦

 

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