ひきこもりクエスト

ひきこもりが何と戦ってるかって?自分の中にいる怪物だよ

ひきこもり、フリースタイルダンジョンを見るの巻

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シャウトする子ども

こんにちは。お布団の中の勇者ヒキコ・モリです。

先日、はじめて『フリースタイルダンジョン』を見ました。4thシーズンの3回目。押韻やフロウのことはまだ良くわからないニワカですが、4thシーズンから見ます。なぜなら私は勇者だから。無知と呼ばれることなど恐れない。

呂布カルマがあらわれた!

挑戦者のONE a.k.a ELIONEが崇勲とACEを破り、呂布カルマが3人目のモンスターとして登場しました。

呂布カルマはMC漢と対戦した動画を見ていたので、どんな戦い方をするのかうっすら知っていましたが、崇勲とACEのフリースタイルは初見です。

崇勲はラッパーとは思えない素朴な雰囲気。塩むすびが似合いそう。なんとなく応援したくなる。

ACEはラスボス(般若)の通訳で、渋谷サイファーを主催しているMCですね。技術的なことはわかりませんが、作戦は「ガンガンいこうぜ」だと思います。押して押して押しまくるスタイル。

呂布カルマには「他人の傷口に塩を塗る名人」というイメージがあります。あのMC漢にも容赦がなかった。別に早口でもなく、さほど音楽にノッてるわけでもないのに、いきなり急所を突いてくる。

ELIONEは呂布カルマを爬虫類と言っていたけど、私にはグレた織田信成に見えるんだよな……。

いや~、だいぶ骨太な回でしたね

レントゲンと医者

ELIONEがACEのことを蒸し返すと、クールな呂布カルマがちょっと熱くなったように見えました。「死体蹴りはやめろ」という言葉に〈矜持〉を感じます。ELIONEの慢心を見逃さなかった。

あいつらの骨拾って俺やってきた カルシウムバッチバチ 俺 骨から太くなってる

予想外の角度からの撃ってきました。しかもちょっと面白い。痛いことを言うだけじゃなくてユーモアもあるとはね。

ELIONEもいい線行ってましたが、存在感もバトルをエンターテイメントとして盛り上げる技術も呂布カルマのほうが上だと思いました。ここで挑戦者は敗退。しっかりライブをやって帰ります。

おい呂布カルマ、ツイートまでカッコ良いとは何事だ。

番組全体の感想

日本語ラップの入門編としては最適ですね。

めちゃめちゃPPGやん。

うちのブログも「ひきこもりクエスト」だからシンパシー感じるわー。

挑戦者を迎え撃つラッパーたちをモンスターに見立て、ラスボスの般若を倒せばゲームクリアで100万円ゲットという、超わかりやすいルールもいい。ルールがわからなくて一見さんが楽しめないジャンルはけっこう多いですからね。

ラッパーが上手いアンサーをすると必殺技が出た時みたいに観衆が沸く。言いたいことが言えない現代人のストレス発散にも良さそう。

この番組がヒットしたことで「ヒップホップなんて所詮ヤンキー文化、ダジャレみたいなことをやっているだけ」と見下していた世間にカウンターを食らわせることはできたと思います。YouTubeのリスナーからシバター経由で流れてきた私でも理解できたことだし。

真価が問われるのはこれから。

ZebbraやMC漢が言っているように、一過性のブームではなく、アーティストの音源が売れるようになればいいよね。ラッパーはポテンシャル高い人が多いから、もっと評価されるべきだと思います。