ひきこもりクエスト

ひきこもりが何と戦ってるかって?自分の中にいる怪物だよ

まだ生きてるよ

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働きすぎて死にそうになりましたけど。

あやうく過労死しそうになったので、例のブラックなアルバイトは辞めました。いくらなんでも、ひきこもり→過労死は展開がハードすぎると思ったので。

いつものように始業の30分以上前に出勤して仕事をしていた時のことです(これが当たり前の職場ってヤバいでしょ)。

空調設備がないバックヤードはうだるような暑さで、頭が朦朧としておりました。それで上の階の物を下の階に降ろす作業中、エレベーターで降りる階を一つ間違えてしまったのです。

そんなときに限って古参の従業員に見つかり、「なにやってるの!しっかりしなさい!」と叱られました。

このときばかりは「本当になにやってるんだろう」と虚しい気分になりました(正気に返ったとも言う)。

おっしゃる通り、しっかりしていないからこんなところでバイトをしているのでしょう。

でも始業時間前から働いてくれている人に対してそんなことを言うのはあんまりです。私がしっかり者だったら労働基準監督署に通報しているでしょう。そういう知恵が働かなくて抜けてるのが私の可愛いところなんです。

兎にも角にもこの一件で「体力的にも精神的にも限界だからもういいや」という気になったのでした。

私が外で働くことを喜んでいた親でさえ「そんな仕事は辞めなさい」と言ったほどです。相当疲れているように見えたのだと思います。

基本的に良い人ばかりでしたから、人間関係に不満はありませんでした。

病み上がりの従業員の代わりに重い荷物を一人で運ぶことになって、同じ時給なのに納得いかない、みたいなことを言ってしまいましたが、いつもは他の従業員が新人の私のフォローをしてくれていましたからお互い様です。

仕事をしやすいように、リーダーが私の持ち場まで道具を運んできてくれているのも知っていました。

年の離れた同期と友達になれたのもいい思い出です。

ただ「労働者を搾取するのが当たり前」という風潮だけは受け入れられませんでした。

パワハラになるのでリーダーや責任者が「始業時間前に来なさい」「遅くまで残って仕事をしなさい」と言葉にすることこそなかったものの、空気を読まなければいけない状況はありました。

職場の人に賃金のことを聞いても曖昧な答えしか返ってこなかった理由も今ならわかります。

この会社、給料明細送ってこねえ。

当然のように源泉徴収票も送ってきません。

最後に「仕事に困ったら電話してね。他にも紹介できるところがあるから」と言ってくれましたが、次に紹介される職場もまたブラックだと思うので遠慮しておきます。