キャンセルが多いと言われるラ●サーズ。
すぐに採用されるのは文字単価0.2円や0.5円の激安案件ばかり。
1円を超えた途端にキャンセルがどっと増えます。
「案件の2/3はキャンセルになる」という恐ろしい話も……。
今回は、私が実際に遭遇したヤバいクライアントをご紹介します。
ライターをタダ働きさせる釣り案件?
〈依頼内容〉
- 「初心者歓迎」「月◯万円可能」
- 1000文字以上
- 文字単価1円(テストライティングも同額)
これでも安いですが、クラウドソーシングなら悪くない条件です。
提案後、すぐにクライアントからメッセージが届きました。
クラ「CMS入稿でテストライティングをお願いします!(URL添付)」
ちょっと待て。
タスクでもプロジェクトでもいいから依頼を出さんかい、依頼を。
これまでのクライアントは、テストライティングでもプロジェクトで依頼してくれました。
ところが、このクライアントはシステムを通さない。
私がここでCMS入稿(=クライアントのサイトに直接書き込んで納品)すると、運営の目が届かない場所でやり取りすることになります。
つまり、クライアントがタダで記事を持ち逃げすることも可能。
「規約違反になるので依頼を出してくれませんか?」と掛け合いましたが、クライアントからの返信はなし。
選定中のまま自動キャンセルになりました。
いや~、香ばしいですね。
クライアントに言われるまま仕事をしていたらどうなっていたかわかりません。
「初心者歓迎」「月◯円可能」「♪」「☆」を使うクライアントの地雷率が高いという噂は本当だったようです。
メッセージから匂い立つ地雷臭
「はじめまして」の挨拶もなく、いきなり用件から入るクライアントはだいたい地雷です。
ビジネスメールなら挨拶と宛名くらい書くのが常識ですが、その常識が通用しないのが地雷クラ。
自動キャンセルになったクライアントも文面は適当でした。
メッセージを読んで嫌な予感がした時は、そっと画面を閉じましょう。
たまに思いやりのあるクライアントもいる
魔窟と呼ばれる●ンサーズといえども、キャンセル前提で募集をかける悪質なクライアントばかりではありません。
いかにもクラウドソーシングを使い慣れていない感じのクライアントが、申し訳なさそうに「キャンセルします」と知らせてくれたこともあります。
あまりにもいい加減なクライアントを見すぎたせいでしょうか。
ライターを人間扱いしてくれることが素直に嬉しかったです。
クラウドソーシングは無法地帯
自動キャンセルになるとクライアントにマイナス評価が付きますが、受注側と違って何度でもアカウントを作り直せるので困ります。
- クライアントにも本人確認を徹底させる。
- キャンセル回数を制限する。(一定回数を超えるとキャンセル料を徴収する)
くらいやらないと、状況は変わりそうもないですね。
クライアントは「お客様」なので、運営もあまり厳しくできないんでしょうが。