そもそも親や社会と友好的な関係を築いていたらひきこもりになっていません。
ひきこもりに一般論で説教めいたことを言っても絶対に聞いてくれないでしょう。とくに仲間だと思っている相手から言われたら不信感を抱くに違いありません。
ニートのブロガーが「ニートになるのは親でも社会でもなくクズな自分のせい」と言ったら「あなたと一緒にしないで!」と他のニートから反発されていました。
ネット上ではどっちつかずの意見が受けないこともあって、ひきこもりであれば親・社会側とは袂を分かつことになります。読者の目に留まろうとすれば、どうしてもタイトルの付け方、物の言い方が過激になります。ブログ的表現で脚色している部分もあると思ってください。
親を含め一般の人は、
「わかってない」
「反省してない」
「好きなことばかりやっている」
「偉そう」
と言いますが、自分がダメなことくらいわかっています。ただ、ひきこもり向けの記事だから、あなた方が見ることを想定して書いていないのです。配慮すべきは読者であるひきこもりなので……。
だからといって親・社会側のことを考えていないわけではありません。一部だけ切り出して「これがお前の本心か」と言われても困ります。
人間はもっと多面的で混沌としているものでしょう。すべての人に良い面と悪い面があるように、ひきこもりにだって穏やかさもあれば、荒々しさもあります。
この世のすべてから叩き出されてしまったら、どこに居場所を作ればいいのでしょう。せめてひきこもりやニートに宛てたブログだけは、生きづらさに寄り添ってあげるべきではないでしょうか。
また、私がひきこもり当事者のサンプルとして、誰かのひきこもり研究に役立つことがあるかもしれません。
動画サイトでひきこもりの配信者が視聴者に毒を吐いているのを見て、それが悪いこと、嫌われることだとわかっていても、否定できない自分がいます。
私にも身に覚えがあるからです。
精神的に限界が来て、感情失禁を起こしているのだと思いました。攻撃されたほうはたまったものではありませんが、本人も不安で仕方がないのです。
私は「そんなあなたでもいいよ」と言ってあげたいです。親や社会には味方してくれる人がたくさんいますから、これ以上強くなる必要なんかないでしょう。
どんなにひどい状態であれ、このブログではひきこもりやニートを否定しません。親や社会がおかしいと思えばdisるというスタイルを貫きます。
すべてを現実に直結せず、真に受けることもなく、一つの意見として参考にしてもらえれば幸いです。