やあ、はてなの諸君。
全宇宙の支配者ヒキコ・モリだよ。
どうせブログの1記事目なんて誰も読んでないんだから、好きなこと書いてやるんだ。
私は正真正銘のひきこもり(25年もの)だけど、お金がないからクラウドソーシングという現代の蟹工船に乗り込み、Webライターで食いつないでいる。
報酬は雀の涙だけど、稼げるだけありがたいよね。
でも、時々虚しくなってくる。
お金になる記事ってハウツーものばっかり。
誰よりも人生に迷ってるひきこもりが、そんな記事を書いているなんて皮肉なものさ。
いまの案件は軽く人生相談が入ってるから、なおさら笑えるよ。
悩んでいる人に対して、
「苦しい現実から逃げるのはやめましょう。問題を先延ばしにしても何も変わりません」
なんてアドバイスをするんだからね。
私は逃げて、逃げて、逃げ続けてここまで来たのに、自分のことを棚に上げて、他人にポジティブ思考をすすめるのは気が引けるよ。
少なくとも私は、親が死んだ後のことなど一切考えない。考えたらお先真っ暗だから。
「人間関係では辛いこともあるでしょうが、避けては通れません。人との関わりが自分を成長させるのです」
と書いた時は、はらわたが腐りそうだと思った。
子どもの頃のトラウマが蘇って、執筆中はずっと鬱。日本の「みんな仲良く~」って教育がものすごく苦手だったことを思い出す。
題材的には興味深い案件だけど、いかんせんポジティブ縛りがきつい。大体の案件がネガティブ禁止なんだ。とんだネガティブ差別だよ。
ひきこもりがポジティブになる日など、1日としてないのに。
読者として、仕事で書いている文章は味気ないと思っている。
鼻水を薄めたような味の味噌汁だ。目も鼻も口もないのっぺらぼうだ。
何の個性もないし、当り障りのない一般論しか書かれていない。
クライアントは評価してくれてるみたいだけど、私はビミョー。
人間性が滲み出た文章のほうが好きだな。
続み進めるかどうかを決めるのは、技術よりもソウルを感じた時。
本気の言葉は下手でも伝わるものだよ。
ライターがお仕事モードで書いた記事を読むと納得するけど、それだけで終わってしまうことが多い。
何度も読み返したい記事は個人ブログのほう。広告を意識すると、読み物としての面白さを犠牲にしなきゃいけないこともあるんだろうけどさ。
検索に上がってくる、WELQ系だらだら長文メディアがほんとに苦手だった。
詰め込まれた文字に恐怖すら感じる。
スクロールしてもしても文字がズラズラ出てくると、退路を断たれた気がする。内容のない長文が続くなんて悪夢でしかない。耳なし芳一の体にびっしり書かれた念仏くらい怖い。
ひきこもりはデリケートなんだから追い込むのやめてよ……。
しかも無駄な長文って伸ばし方が独創的なんだ。
「例:今日は人間の歩き方をご紹介します。歩く時は足を動かす順番が大事なんです。
右足を踏み出したら次は左足。左足を踏み出したら次は右足です。
当たり前ですよね?」
みたいなやつ。
さすがにここまで酷くないけど、似たようなのは結構あると思うよ。
私は「実況中継型迷文」と読んでいる。
見たものを見たまま描写しているだけ。
文字数で縛られているライターが、文字数を満たすことだけを考えて書いた文章。
まー、私もいま構成とか全く考えないで書いてるから、だらだら長文なわけだけど(笑)
自分のブログなんだから、遠慮せず書かせてもらうよ (o´ω'o)ノ
ところで、
「有益な記事」
「質の高い記事」
ってなんなんだろう。
きっとヤフー知恵袋からネタを探してくるんだろうね。
キーワードは左側に書くんだろうね。
3~4行書いたら改行するんだろうね。
1つの文章は短くするんだろうね。
導入部分とまとめは、それぞれ200文字以内で書くんだろうね。
数字は半角で書くんだろうね。
表記ゆれを気にするんだろうね。
主観を入れたらいけないんだろうね。
ライバルサイトにない情報を盛り込むんだろうね。
比較をしないといけないんだろね。
ランキング形式もいいかもしれないね。
適度に画像もいれるんだろうね。
はあー、情報が多すぎて疲れちゃうよ。