ひきこもりクエスト

ひきこもりが何と戦ってるかって?自分の中にいる怪物だよ

かぎ針編みで漫画のパロディをやってみた【鬼滅】【血の轍】

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まずは『鬼滅の刃』の序盤の見どころ、炭治郎が狭霧山の岩を斬るシーンを実弥ちゃんで再現してみようと思います。

 

 

おや、なんだか様子がおかしいですね。

 

 

岩に化けていたまんじゅろうさんでした~!!!

この状態で部屋に置いていたら家族もまんじゅろうさんだとは気づかず狭霧山の岩だと思っていたので、なかなか上手く化けられていたようです。

セリアで買った毛糸(なないろ彩色中細の36番)がものすごく岩っぽい色だったことから思いつきました。

しめ縄についている紙垂にはちゃんとした作り方があるようですがフェルトです。めんどくさいから。

 

次は毒親マンガ『血の轍』から、ママが息子の静ちゃんに毎朝「肉まんとあんまんどっちにする?」と朝ごはんを決めさせるシーンです。

 

不自然にデカい肉まん

選択の自由があるようで、肉まんとあんまんしか選べないという意味不明な制約がついている、ママの暴君ぶりがわかるエピソード。

肉まんを選ぶ確率が高いのは「毒親の自分を憎まないでほしい」→肉まん(憎まん)と言わせようとしているのかと思いましたが、たぶんそんなダジャレみたいな理由じゃないと思います。

 

 

どこかで見たような展開ですね。

 

肉まんに化けていたまんじゅろうさんでした~!!!!

肉まんはさすがにデカすぎて怪しさ満点でしたが、おまんじゅうのまんじゅろうさんににはハマり役で美味しそうです。

振り返ればまんじゅろうシリーズ、身近な人には好評だったので、またネタが思いついたらやるかもしれません。

 

『血の轍』がしんどい


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ここからちょっと元ネタの『血の轍』の話をします(閲覧注意)。

 

過保護な毒親の漫画だと聞いて読んでみたのですが、話の通じなさ具合からいってキ印や電波系に格上げしたほうが良さそうなママ。

身体的な虐待をしているわけではないので「ちょっと過保護だけどいいお母さん」に見えるのが厄介です。

無神経な親戚やステルス状態のパパも含め、ママの周りに味方がいないという事情を差し引いても息子への執着が気持ち悪すぎる。

ブロガーのちいめろさんが息子にホストのような格好をさせて「児童虐待」だと批判されたことがありましたが、あれが息子を恋人扱いする母親を皮肉ってるのだとしたら大した役者だと思うほど、愛情を隠れ蓑にして息子の彼女面する母親はおぞましい。

ママが美魔女に描かれてて母親っぽく見えないのが救いだと思ったら、これも息子フィルターがかかって美化されている状態らしく、現実のママがどんな姿なのか想像すると地獄です。

そんな状態で育てられた息子が『君に届け』の風早くんみたいな爽やかヒーローに育つはずもなく、当然のごとく陰キャなのですが、なぜか美少女に惚れられるという漫画的奇跡が起こります。天から蜘蛛の糸が降りてきたと思ったのに、それを無残に切るのもやっぱりママ。

静ちゃんの世界には神も仏もなく、ママという絶対的な支配者がいるだけ。

もうサブタイトルが『家畜人ヤプー』でも驚かない。

ヤプーの肉体改造にも等しい酷い仕打ちの数々(精神的な)を見て、ママが望んでいるのは息子じゃなくて従順な家畜なんじゃないのか、と疑いたくなりました。

私に息子はいないのでよくわからなかったのですが、母親が息子のトラウマになって女性嫌悪に陥ったり、男女間の溝ができるのだとしたら、なんて罪深いことだろうと思います。

健全に成長できなかった少年が、歳を重ねただけで魅力的な大人の男性になるわけがないのに、年頃の女の子達には相手にされなかったりで、そりゃ性癖も歪むでしょう。

女性向けの本に「男は女に娼婦と母親の両方を求めるから勝手だ」というようなことが書かれていて、そのときは納得したのですが、女性も男性にヤプーと王子様の両方を求めているなら勝手じゃないかと思います。

完全なフィクションならまだしも『血の轍』は作者の押見さんの自伝的漫画らしいです。この世の中にどれだけの静ちゃんがいるのだろうと思うと……しんどい。

回を追うごとに暗くなっていくばかりで、ママが元凶だと思っていたらそのママも毒親に苦しめられていたらしいことがわかったり、静ちゃんも狂ってるのかまともなのかわからないような状態になっていって、もうお腹いっぱいです。

私は静ちゃんを通じて母娘問題とは違う毒親の闇を見ましたが、息子を持つお母さんが読むとまた違った感想になるのかもしれません。

もし私に息子がいたら、優しくて母親想いのいい子じゃなくていい。

ジョージ・クルーニーみたいにモテまくって楽しい人生を送ってほしい(小並感)。