妹がミニミニちゃんに「ごはんのおふとん」をプレゼントしてくれたことに感化されてタコスのおくるみを編んでみました。
ごはんがお布団になるならタコスがおくるみになってもいいじゃないか。そう思いました。無論タコスなどという映える食べ物を口にしたことはないので想像力ひとつを友にして。
まず往復編みでタコスの生地になる円を編み、同じく往復編みでタコス生地より小さい円でハムを編みます。
レタスも途中までは同じ往復編みの円ですが、いちばん外側だけ長編み・中長編み・細編みをランダムに編んで葉っぱらしい形を作り、仕上げに一周バック細編みをしてレタスのギザギザ感を出しました。最後にタコスっぽく各パーツを縫い合わせて前を閉じます。
ミニミニフレンズ実弥ちゃんを上から差し込めばタコスのおくるみが完成。
これはあとで知ったのですが、タコスと混同しやすいものとしてトルティーヤとブリトーがあるそうです。
トルティーヤは料理名ではなく生地の名前。タコスはトルティーヤで具材を包んで2つ折りにした料理、ブリトーはトルティーヤで具材を巻いた料理らしいです。
ということは、私がタコスの生地と言っている代物はトルティーヤ……?
タコスのおくるみと言いながら2つ折りではない。でも巻いてるわけでもない。
じゃあ一体何なんだという疑問が浮かんできますが深追いしないことにします。これはタコスだ。タコスなんだ。
毛糸以外のものを編んでみる
ポンポンコットンと麻紐の引き揃えで編んだバッグです。麻紐がなんなのかよくわからないのですが、そういえば雨穴さんがサンタさんからもらったプレゼントにこんな紐が巻いてあった気がします(伝われ)。
毛糸と勝手が違うので感覚をつかめるようになるまで難しかったです。
伸縮しない。固い。毛糸の比じゃないくらい手が疲れる。
同じバッグが2つあるのは1つ目で失敗してしまったからです。
麻紐は単体で編むよりも他の糸を引き揃えたほうが編みやすいのですが、麻紐ビギナーが引き揃えでポンポンの付いた毛糸なんて使うんじゃなかった。
やり直すたびにポンポンが抜け落ち、麻紐がダルダルに……。
左側のバッグを見てください。右に比べて明らかにポンポンの生き残りが少ないです。
柄編み部分の繋ぎ方が悪くて穴も開いています。
あとでモコタロウさんの本を読み直したら穴の開かない繋ぎ方が載っていました。私は何を見ていたのか。
動画と比べると微妙に柄が違うような気もします…えへへ。
この麻紐バッグはモコタロウさんの本とまったく同じ編み方で編みました。
同じ種類の毛糸(おとなグラデーション)の色違いを使っています。持ち手の引き抜き編みも引き揃えのはずなのですが、毛糸が足りなくなったので麻紐だけで編みました。これはこれで和な雰囲気もあっていい感じ。胡蝶さんに似合いそうです。
モコタロウさが編みやすいとおすすめしていたコクヨの麻紐を使いました。
520mもあるので小さいバッグを三つ編んでもまだ何か作れそうな量が残っています。
毛糸1玉シリーズを編んでみる
ケークは編みやすくて好きなので、また毛糸1玉シリーズの巾着も作りました。
動画では5段ですが、私の編み方だと模様が大きかったようで4段になりました。サイズはほぼ同じです。
モコタロウさんの本の表紙にもなっている巾着も編んでみました。シンプルな編み方ですがしっかりした作りです。
表紙の作品はケークですが、パブロで編んでみた動画を見て真似てみました。落ち着いた色味でケークとはまた違う可愛さです。
私の編み方がきつすぎたのか最初は思いのほか小さくなってしまい、ゆるく編み直しています。
ひき続き『かぎ針編み 困った時に開く本』に載っている編み図でモチーフを編みました。模様が複雑になっても基本的に同じ編み方の繰り返しなので、慣れてしまえば難しくはないです。
5ヶ月目に意識したこと
いままでスヌードとバッグばっかり編んできたのですが、それは平面的なものから始めて徐々に立体的なものに移行していくほうが効率が良いと思ったからです。
最初にハートの小物入れを作った時は「一応完成はしたものの、何がなんだかわからない」という状態だったので、まずマフラーやスヌードを編んで色々な編み方を練習することを考えました。
バッグを編むと立体的な編み物の構造が理解できるようになり、編みぐるみの作り方なんかもなんとなくわかってくる感じです。
余裕が出てきたのか「余った糸でなにか作ろう」という節約精神も生まれてきました。料理でいうところの冷蔵庫の余り物で一品作るような感覚。タコスのおくるみにもハートの巾着を作った時の残りの毛糸を使いました。
「動画を見えれば十分」というレビューもあるのですが、モコタロウさんの本には助けられました。わかりにくいところは写真付きで説明されているので私のような初心者にはとてもありがたいです。