こんにちは。お布団の中の勇者ヒキコ・モリです。
髪形のセンスならトランプといい勝負・北朝鮮の金正恩が日本にミサイルを撃ってきました。トランプ政権になってから北朝鮮とはいつ戦争が始まってもおかしくない緊張状態だったわけですが、最近とくにイキってます。
北朝鮮と愉快な仲間たち
ビンボーな北朝鮮がここまで生き延びられたのは、他国の支援があったからです。最大のパトロンは中国。北朝鮮の正式名称は「朝鮮民主主義人民共和国」ですが、実態はバリバリの共産主義です。同じ共産主義の中国とは相性が良いんですね。
同じく共産主義のロシアも、資本主義の権化であるアメリカが大嫌い。この三国は利害関係が一致しているので同じ括りです。ロシアには北朝鮮のミサイル開発を支援しているという噂がありますね。
ほかにも色々な事情が絡んでいるんですが、とにかく北朝鮮・中国・ロシアにとって、アメリカはいけ好かない奴だということです。
飼い主の手を噛んだ番犬
核開発をめぐって北朝鮮と中国の蜜月は終わりを告げます。
中国は北朝鮮を間に挟みながらアメリカと外交してきました。アメリカに対して強く出たい時は番犬の北朝鮮をけしかければよかった。
しかし、北朝鮮の核開発には中国も反対です。中国の首都・北京の目の前に核保有国があるのは許しておけない。さらにアメリカが「北朝鮮に支援するな」と圧力をかけまくったので、中国が折れて北朝鮮に制裁を加え始めます。
ところが三代目の正恩は中国に尻尾を振るようなタマではなかった。そればかりか、首輪を引き千切って暴れ回るようになります。まあ早い話がキ●ガイ。
これには中国もおこ。
就任以来、邪魔者は全て処刑するというスタイルでやってきた正恩にしてみれば、中国の属国扱いされてたまるか、という話なのでしょう。正日パパに甘やかされて育った坊っちゃんは怖いもの知らずです。
そんなピリピリした北朝鮮を、これまたキ●ガイのトランプが煽りまくる。正恩も言われ放題では示しがつかないので日本にミサイルを撃ってきたわけです。
アメリカと日本はよく「ジャイアンとスネ夫」の関係に喩えられます。北朝鮮は〈日本=スネ夫〉をいじめることで〈ジャイアン=アメリカ〉に中指を立てているんですね。そして日本に対しても「どーせお前らも嫌いだし、アメ公と一緒にやってやんよ!」と言っている。
やりたい放題なわけですが、周りの国も迂闊に手出しはできません。
北朝鮮にもしもの事があれば大量の難民が中国へ雪崩れ込みます。ご近所の日本にも押し寄せてくるでしょう。
そう考えると結局、「北朝鮮は生かさず殺さず」が日本にとって一番都合が良いということになります。
迎撃しなかったのかできなかったのか
日本の上空を通過したといっても、襟裳岬をかすめる程度でした。今回のミサイルに関しては迎撃する必要がなかったということのようです。
迎撃ミサイル撃つのも莫大なお金がかかるし、撃ち落としたミサイルの破片が落ちてくると危険。毒ガスや生物兵器を積んでいる可能性もあります。ミサイルを迎撃することで日本を攻撃する口実を与えてしまうことにもなる。諸々考えると簡単に手出しできないんですね。
万が一の時はイージス艦とPAC3の二段構えで迎撃すると言っているので、我々は日本を信じるしかないっす。
ただ、Jアラートを鳴らしたことについてはモヤッとする部分もありますね。
- Jアラートの運用テストを兼ねていた
- 本当はミサイルの挙動を把握しきれていなかった
- お花畑の日本人に活を入れようとした
2はシャレにならない。
3だと政治的な意図がムンムン。安倍ちゃんは憲法9条改正したがってるしなあ……なんて思うわけです。
揺れ動く日本国民の感情をウタエル同志が曲にしてくれました。