「イタリアン」「もも太郎」と並び、新潟三大グルメの一つとして数えられる「ぽっぽ焼き」。
細長い形をした専用の型に生地を流し込んで作る、お祭り屋台の定番スイーツです。
ぽっぽ焼きの“ぽっぽ“は湯気のこと。発祥の地・新発田では蒸気パンと呼ばれています。
しっとりモチモチの食感
白山神社の夏祭りの屋台で購入したぽっぽ焼きです。
黒糖味の蒸しパンに似ていますが、もっと生地がモチモチしています。
表面はしっとり。手に持つとくにゃっと曲がるくらい柔らかいです。
後で食べたい時は冷めてからビニール袋に入れておきます。乾燥を防ぐことでやわらかいまま食べられます。
たまにぽっぽ焼きと「いかぽっぽ」を間違われる方がいますが、同じ屋台メニューでもこちらはイカの胴体にゲソを詰めて焼いたもの。新潟のぽっぽ焼きとは別物です。
ぽっぽ焼きの値段
9本・・・300円
15本・・・500円
30本・・・1,000円
どこの屋台もだいたい同じ値段だと思います。
お祭り・イベント以外でぽっぽ焼きを買う方法
お祭りやイベントがない日でも、「わくわくファーム豊栄」の「清水商店」で買うことができます。
西区寺尾の「あやめコーポレーション」では、定番のぽっぽ焼きのほか、生クリームやフルーツがトッピングされたぽっぽ焼きや、ぽっぽ焼きの生地を使ったワッフル「ぽっふる」などのメニューもあります。
万代シテイにも「あやめぽっぽ」というお店がありましたが、2017年の2月18日に閉店しました。
あやめコーポレーションは新潟ふるさと村などに定期的に出店しているので、サイトで
お取り寄せを希望される方は、あやめぽっぽの公式サイト、新潟ふるさと村のオンラインショップからどうぞ。
新潟のコンビニ・スーパーでは山崎製パンの「ポッポ焼き風蒸しパン」も販売されています。
ついに発見!山崎パン「ポッポ焼き風蒸しパン」/2018年9月11日追記
なかなか出会えなかった「ポッポ焼き風蒸しパン」をイオンで見つけました。
もっと蒸しパン寄りな味を想像していましたが、ポッポ焼きによく似ています。よくある黒糖蒸しパンとは別物でした。
ただ、ポッポ焼きの細長い形状と蒸しパンの相性が良くないんでしょうね。柔らかい生地が下の紙にくっつきやすく、ボロボロと崩れてしまうのが残念です。
モチモチ感はポッポ焼き以上。でも歯にくっつくような湿り気があります。
icoroさんの記事で紹介されているように、電子レンジで温めたほうがいいかもしれませんね。
新潟の味を再現!ヤマザキの「ポッポ焼き風蒸しパン」を食べてみた / icoro
山崎パンのほかにフジパンの「ポッポ焼き風黒糖蒸しパン」という商品もあるようです。
屋台で買い物する時のマナー
屋台の前に「ぽっぽ焼きは撮影してもいいですが、人物は撮らないでください」という看板がありました。
トラブルになったら楽しいお祭りが台無しですよね。注意書きはきちんと読みましょう。
屋台の方はチェーン店のようにお客様を神様扱いしてはくれません。
少額の買い物で1万円を出したり、小銭を大量に出したりする支払い方は嫌がられると思います。
昔、父がぽっぽ焼きの屋台で1万円を出してムッとされたことがあります。父も私に負けず劣らず天然なんですよね(笑)
私が通りかかった時はちょうど屋台のお兄さんがお食事中だったので、食べ終わるまで他所で時間を潰してから買いに行きました。
そこまでする必要はないですが、客側にもちょっとした気遣いは必要だと思いますよ。