こんにちは。お布団の中の勇者ヒキコ・モリです。
今日はラッパー輪入道の名前の由来になった妖怪「輪入道」について語ります。じつは私は妖怪が大好きなのだ。
では、張り切っていってみよー!
ラッパー・輪入道をざっくり紹介
輪入道は2代目モンスターとして『フリースタイルダンジョン』にも出演している若手の注目株です。
彼こそ真のモンスター(妖怪)でしょう。
ラップを始めて4ヶ月でMCバトルに出場し、優勝賞金20万円を獲得した強者です。
若いのにベテランに負けない貫禄がありますよね。
個人的に、輪入道が対戦相手のラップを聞きながら相手を顔をじっと見ている姿勢が好き。
ブログの文章にも滲み出てますが、すごくストイックな感じがします。ただ、あのいかついルックスでじっと見つめられたら胃が痛くなりそうだけど。
石ころをダイヤにする妖怪?
輪入道はインタビューで、
「(MCネームの)輪入道は、妖怪の名前なんですけど、口から光線を出して人間をダイヤに変えるっていう設定らしくて、『ダイヤにしてやるぜ』ってノリで付けましたね」
#RAPSTREAM CO-SIGN VOL.10 feat. 輪入道|COLUMN[コラム]|Amebreak[アメブレイク]
と語っています。
一方、アメブロのプロフィールには、
アーティスト名「輪入道」の由来は、石ころをダイヤに変えてみたかったから。
と書かれていますね。
なぜか人間から石ころに変わっていますが、口からリリック(光線)を吐いて、相手をダイヤに変えてやるという意味でしょう。
輪入道は、炎に包まれた車輪の真ん中にいかつい男の顔がついている妖怪です。
ダイヤに変えるという設定はアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』から。
妖怪といえば水木しげるなんですけど、水木妖怪は独自解釈が多いです。
さらにアニメ化で設定が盛られて、元の妖怪とは別物になっていることもあります。
※鳥山石燕『今昔画図続百鬼』の輪入道に“ダイヤに変える“という設定はないお。
オリジナル輪入道のヤバさ
輪入道はレペゼン京都のめちゃくちゃいかつい妖怪。
捨てられた牛車の車輪が妖怪化したもので、
「姿を見た者の魂を抜く」という即死技を使う。
その昔、京の街を夜ごと走り回り、大勢の犠牲者を出したといわれています。
とんだチート設定ですが、玄関に「此所勝母の里」という張り紙をしておくと輪入道は近寄れなくなるそうです(妖怪暴走族もお母さんは怖いのか?)
じつは、この輪入道にも「元ネタ」があるんですよ。
石燕は古い怪談集に記されていた「片輪車」という妖怪から「輪入道」を思いついたようです。
初期は「片輪車」と「輪入道」は同じものだったと考えられていますが、徐々に片輪車=女、輪入道=男の妖怪に分化していきました。現在では別の妖怪として扱われています。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』では、そんなに強いほうの妖怪じゃないけど、オリジナルはほぼほぼ最強でしょう。追い払うだけで倒せないので。
妖怪好き目線でも、MCネーム「輪入道」はすごくいい名前だと思います。