2017年は成功体験と実績作りに力を入れた年でした。
社会不適合エリートのひきこもりは極端に自己評価が低いので、お金のために無理に働こうとすると「向いていない仕事で挫折する→さらに自信を失う→ひきこもる」という無間地獄に陥りやすいんですよ。
金に振り切ると詰む可能性が高いため、リハビリを優先しました。働く意欲と自信を身に付けるという基礎工事です。
クラウドソーシングでライターの仕事をはじめる
何か仕事をしようと思った時に、お金になったこと、評価されたことがあり、需要もあるのが書くことでした。
仕事を始めてすぐ、ストレスで生理が止まったり、持病の発作が出て一日半、動けなくなったりしたこともありました。
世間のイメージは悪いですが、ひきこもりはクソ真面目な人種です。社会の汚い部分を受け入れることや、小役人的な立ち回りが苦手なんですよ……。
クライアントが音信不通になる、仕事内容そのものがブラックだったというクラドソーシングにありがちな体験もしました。心が折れそうになったことが何度もあります。
それでもなんとか続けられたのは、文章を書くことには妥協できたからだと思います。
頑固なところもありますが、仕事として文章を書く時は、別にいいかな~って譲れるところが多いんですよ。継続の依頼をもらえたことも大きいですね。
ブログを開設した
このブログを開設した理由を4つにまとめてみました。
1.占いのアドバイスに従った
占いサイトで「新しいことに挑戦したほうがいい」とアドバイスされたのがきっかけ。
占いって本当に当たるの?という検証をしてみたかったんです。
生活に大きな変化はないですが、ブログを書いていたおかげで出会えた人もいると考えると良かったのかなーと。占いは捉え方次第だと思いました。
2.思考力を鍛えたかった
ライター業で身に付くのは知識と書き方のコツ。頭の中(感情)を整理するのがうまくなるわけではないんですよ。
陰キャに限って頭の中はお喋りですからね。自分の言葉で話す場所としてブログを選びました。
3.Googleに「AdSenseアカウントをリセットする」と怒られた
独自ドメインでなくてもAdSenseに申請できた頃に、無料ブログを開設してAdSenseを取得したのですが、そのブログを育てる気がなくて剥がしちゃったんですよ←バカ。
5ヶ月広告表示がないとGoogleから警告メールが来ます。その後、30日以内に表示がないとアカウントがリセットされてしまうそうです。
その頃メインで書いていたブログは、人の命にかかわる事件について触れることもあり、AdSense規約に引っかかりそうだったので広告を付けられませんでした。
広告を貼るブログを用意してからAdSenseを申請するのが一般的だし、私みたいなトンチンカンはいないと思いますが注意してください。
4.運営者の気持ちを理解するため
クライアントのサイトと同じようにAdSense広告を貼って、アクセス解析を導入したブログの運営は始めて。
AdSenseは規約が厳しいので、実際に使ってみたほうが話が早いと思いました。SEOについても、説明されるよりアクセス解析画面を見たほうが理解が深まります。
クライアントがなぜそのキーワードを指定したのか、カテゴリーにはどんな意味があるのか、などなどサイト運営について学ぶことは多いです。
YouTubeを見るようになった
ろくに動画を見たこともないのに、「楽して儲けやがって!子どもに悪影響だ!」とYouTuberを批判する大人に違和感があったので、仕事の合間にYouTubeを見ることにしました。
半年前から視聴を始め、毎日動画を見ているので、そろそろYouTuberという職業について話してもいいのではないかと思います。
YouTuberが増えた今は、コラボで売名するなど動画制作以外の戦略も必要になりますね。コミュ力が無いとか言ってられない……。
お金が回る所には大人の思惑も絡みます。そんな中でキッズたちの辛辣なコメントにもめげず、毎日動画を出さなければいけない。YouTubeだけで食っていくのはかなり大変だとわかりました。
HIPHOPに出会う
YouTubeを見るようになって、HIPHOPというジャンルを知りました。
それまでHIPHOP=ラップだと思ってたんですが、ラップは歌唱法なんですよね。
記事を書いたら、Twitterでオカメちゃん、ラッパーのFRANKENがイイねやRT、フォローをしてくれました。オカメちゃんが書いてくれた動画コメントのレスは、やっぱり礼儀正しかった。
MC漢のファンの方から記事のリクエストもいただいて、ありがたい限りです。
Twitterは共感される短文作成の名人、お金をガツガツ稼ぐ人、芸能人のような美男美女でないと見向きもされない空気があって苦手なんですが、ひきこもりを温かく迎えてくれる人たちもいました。
紙媒体で仕事ができた
ライターとしてのこだわりはとくにないですが、特定のジャンルに知見があったことが良かったのかなと思います。
マニアックな読者を抱えるジャンルは、読み手の目が肥えているから知識不足をごまかせないんです。情報を詳細に書くことはできても、お約束がわからないと辛い。
HIPHOPはまさにそれ。だから私はブログにHIPHOPやラップ関連の記事を書く時は、にわかファンだと断りを入れています。
HIPHOPに詳しいライターやブロガーをリスペクトしているし、自分も専門知識のあるジャンルで彼らのような存在になりたいです。
来年に向けて
Webライターとして毎月仕事をするようになって一年。
ブログ開設から半年とちょっと。
ようやく1→2にレベルアップ。
世間から見たら小さな変化でも、ひきこもりの自分にとっては大きな変化です。
ネットでは
「はじめて◯ヶ月で◯万稼ぎました!」
みたいな報告が目立ちますよね。
でも瞬間的に数字を叩き出すことよりも、維持すること・継続することのほうが難しいので、無理のない範囲でやっていきます。
今年は仕事でかたい文章ばかり書いてきたから、反動でブログではネタ記事ばっかり書いていたような気がします。
来年は取材もやってみたいなー。ひきこもりが外に出るのはハードル高いですが、今までだって無理だと思ったことをやってきたし、仕事のため、という使命感が背中を押してくれそう。
最後に、ここまで読んでくれてありがとうございます。
私が頑張れたのは読者さんのパワーのおかげです。