あけましておめでとうございます!みなさんは年賀状を出しましたか?
Twitterで当然のように「年賀状を手書きするのは生産性が低い」とつぶやいている人を見て、時代を感じました。
どうやら紙の年賀状はオワコンになりつつあるようです。
年賀状を送る意味
手土産(お年賀)を持参して新年の挨拶回りするのは大変なので、代わりに年賀状を送るようになったのが始まり。
ところが、いまでは手間を省くための年賀状作成が負担になっているんですよね。
おせちも年賀状も、「年始くらいは台所仕事を休もっか」「わざわざ挨拶に行くのは大変なので葉書で済ませようか」って「ラクする」ために生み出されたものなのに、いつの間にか休ませるどころかタスクになって時間を圧迫する現象、日本っぽい。
— 森哲平 (@moriteppei) 2017年12月31日
たしかに何かと面倒くさい。
たまに思いもしない相手から年賀状が届いてびっくりします。慌てて返事を書いて出すことになるんですよね~。
子どもの写真付きの年賀状は、とにかくリアクションに困ります。
おまけにメールと違ってはがきは手元に残るので、かさばる。
年賀状作りを楽しんでいた時代もあった
それでも一昔前は年賀状を作ることに楽しみがありました。(「生産性が低い」という指摘はいかにも現代的)
私が子どもの頃は、プリントゴッコという印刷機で年賀状を作るのが流行っていましたね。マンガ家気取りでイラストを書いていたことを思い出しますw
パソコンが普及してからは、家庭用プリンタでプロ顔負けのイラストや写真付きの年賀状を作る人もいました。
いまはクオリティーの高いものに見慣れてしまって、より手軽なほうが好まれるようです。金銭的・時間的な余裕がないとオリジナルの年賀状作りは難しいです。
人気回復は難しそう
昨年の6月にはがき料金は62円に値上げされましたが、年賀はがきは2017年12月15日~2018年1月7日まで52円に据え置き。
日本郵政はアイドルグループの嵐をイメージキャラクターに起用し、「嵐年賀状」を発売するなど売り上げを伸ばそうと必死です。
しかし年賀状自体にもう魅力がないので、いくら頑張ってもオワコン化は止まらないと思います。
もし国民全体が一斉に年賀状をやめてみなはれ。郵政省(現日本郵政グループ)はドル箱ガタガタになるわ。日本政府は歳入が減って困りまっせ。結局、伝統的な行事・風習というのは、それをずっと維持していかんと資本主義が成り立たんようになるだけのことなんや。
青木雄二『ナニワ錬金術 唯物論』
私はクラウドワーカーなので年賀メールで間に合ってます。
どーせリアルの知り合いなんていないし、ニート・ひきこもりを見殺しにする国にこれ以上お金を吸い上げられたくないもんね。