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【鬼滅の刃】最初は煉獄さんが苦手でした

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5月10日は煉獄さんの誕生日です。お誕生日おめでとうございます。

 

いまでこそ煉獄さんの魅力がわかるようになりましたが、妹が「煉獄さんが好き」と言い出した頃は、日増しに増てえゆく煉獄グッツを見ながら「この人を愛せる日が来るのだろうか」と思ったものです。

 

なんかもう、見るからに暑苦しいじゃないですか。

 

第一印象も最悪。お館様を差し置いて竈門兄妹を斬首すると言って聞かない。自分の価値観を押し付けてくるタイプのように感じました。

 

列車の中で「うまい! うまい!」と一心不乱に弁当を食べる姿を見て煉獄さんを見て好きになったという妹の話を聞き、ますます不安に……。

 

ところが、物語が進むにつれて脳筋のバカではないことがはっきりしてきます。

 

まず、鬼を目の前にした時に非常に冷静なんですね。炎柱の電源が入るのか、普段は話が噛み合わないのに指示が的確で別人のようです。炭治郎や他の隊士は鬼に家族を殺された遺族なので仕方がないところもあるのですが、煉獄さんの気持ちの切り替えの早さには驚かされます。

 

この即断即決は悪いほうに出たのが「斬首する」の件であって、吾峠先生もおっしゃっているように煉獄さんはせっかちだけど悪い人ではないんです。

 

猗窩座に対しても「君とは価値基準が違う」と言っただけで「間違っている」とは言いませんでした。

 

私は以前、「大人の役目は子供の手本になること」だと言いました。こんな人になりたいと思ってもらえるような、未来に希望を持たせてあげられるような存在になることが大人の務めだと思っているからです。

 

「鬼滅は教育に悪い」と言って否定するだけの大人に魅力があるでしょうか。

 

そういう大人たちは子どもを守るという大義名分を笠に着て、善悪の判断もつかない馬鹿だと子どもたちを見下し、若い芽を摘み取ろうとているのではないでしょうか。

 

煉獄さんは人間を守るために必死に戦う禰豆子を見て「俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める」と言いました。自分が間違っていると思えば訂正する、真っ直ぐな心の持ち主です。

 

外伝では継子の蜜璃ちゃんに「甘露寺はいずれ俺をも超える剣士になるだろう」と言っていました。弟子の女の子が自分より強くなることを素直に喜べる器の大きさ。いまだ男女平等が行き届いていない日本社会は煎じる爪の垢がなくなるくらい見習わねばならないと思います。

 

パラレル設定の「鬼滅学園」では体育教師ではなく歴史教師になっていました。自分にしかできないことだから鬼狩りをやっているのであって、ほんとうは学問を愛する心優しい青年なのかもしれません。

 

妹は推し活に心を燃やすあまり財布が燃え尽きそうなんですが、煉獄さんのように広い心で見守っていきたいと思います。