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【今夜から遊廓編~無限列車まとめ】煉獄さんを見てたらイヴを思い出した

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今夜からいよいよ遊郭編が始まります。

煉獄さんが去ってしまったことは今更ネタバレでもなんでもないでしょうから、無限列車編のまとめと煉獄さんの最期についてお話しておこうと思います。

遊廓編から上弦との戦いが本格化

宇多丸さんが無限列車編を「プロデビュー戦」と言ったように、那田蜘蛛山編までのかまぼこ隊は駆け出しの隊士でしかありませんでした。

蝶屋敷での機能回復訓練を経て全集中常中を会得し、無限列車で煉獄さんと合流、下弦の壱・魘夢を倒して上弦の参・猗窩座と煉獄さんの戦いを目の当たりにします。ここで炭治郎は上弦の鬼の強さ、変人でしかないと思われていた柱の実力を肌で感じて自分との力量の差に愕然とします。

それまで炭治郎を動かしてきたものは家族でした。

鬼殺隊に入ってからも家族想いの少年であって鬼殺隊マインドに染まってはいなかった。下級の隊士にとって雲の上の存在である柱に頭突きできるくらいの命知らずでした。

「長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」という有名な台詞がありますが、これは冗談でもなんでもなく炭治郎の素直な気持ちだったのだと思います(時代も時代なのでジェンダーがどうとうかいう話はやめておきましょう)。

夢の中で「本当なら俺は今日もここで炭を焼いていた。 刀なんて触ることもなかった」と言っていたことからもわかるように、あくまでお兄ちゃんとして役割を果たそうとしていました。

そんな素朴な炭治郎が命を懸けて人を守る煉獄さんの姿に胸を打たれ、プロとしての自覚を持ったのが「無限列車編」です。

今夜から始まる遊廓編からはベールに包まれていた上弦の鬼が当たり前のように登場し、難易度も一気にハードモードに突入。より厳しい戦いとなっていきます。

煉獄さんを見ると泣いてしまう理由

作品自体がよく出来ていることは言うまでもないのですが、それ以上に煉獄さんは私の泣きのツボを押してくるキャラなのでした。

記憶の底から「煉獄さんイヴやないか」説が浮上してきたのです。

イヴはコピーライターの糸井重里が企画・シナリオ・プロデュースを手掛けたロールプレイングゲーム「MOTHER」に登場するロボットです。

ファミコン時代の「泣ける」ゲームとして有名なMOTHERの、ラスボス戦直前に出会うのがイヴ。共に過ごした時間は短いけれど、忘れたくても忘れられない仲間です。

それまでのほのぼのとした雰囲気から一転、冬山のように険しいホーリーローリーマウンテン。強敵ばかりで何度も挫けそうになりながらも山頂を目指して進み、工場で眠っているイヴを見つけます。

仲間になってくれたイヴはめちゃくちゃ強くて主人公たちが苦戦した敵をなぎ倒していきます。「イヴがいてくれたら負ける気がしない」とたいへん心強かったものです。

ところが山小屋で巨大ロボR7038の襲撃に遭い、激戦の末にイヴは力尽きます。動かなくなったイヴの胸から流れてくる音楽、そのメロディを入手することがラスボス戦のクリア条件でもありました。

イヴはその死と引き換えに大切なものを主人公たちに残してくれました。

鬼滅のまた「想いを繋ぐ」物語です。キャラが次々と死んでいく過酷な展開ではありますが、亡くなった人たちの想いは受け継がれ、消えることはありません。瑠火さんの想いも煉獄さんから炭治郎へと受け継がれていきます。

 

そんな感じで煉獄さんの遺志を継いだ炭治郎がどう成長していくのかが楽しみな遊廓編です。