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【アットホームな職場体験談②】ブラックだけど人間観察はおもしろい

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ぼっちのペンギン

こんにちは。最低賃金で残業代が出ないブラックな職場でアルバイトしているひきこもりです。

ニュースにコメントしたり、お役立ち記事を書いたりするのがブロガーの定番ネタですが、読んで面白いかというと微妙。

やっぱりドキュメンタリーが一番面白いと思うので、今回も職場の話です。

リーダーにもタメ口。個性豊かな従業員たち

従業員のキャラが濃い。とくに年配の従業員たちはリーダーに対しても言いたい放題です。

少々のことなら注意されても「そんな細かいことどうでもいいじゃない」と言って従いません。

リーダーの教え方についても「教える人によって違うんだ。とくに決まりはないし、そんなの全部覚えられるわけがない」とバッサリ。

付き合いが長いから言えるのでしょうが、ベテランは肝が据わっています。大人しく「はい」と返事しているのを聞いたことがない。

日本人だけでなく、ちょっと日本語が怪しい外国人従業員の方もいます。この間は温泉に行った話をしていましたが、どうやら銭湯のことだったようです。

「温泉」と「銭湯」の違いがわからない人でもなんとかなる職場……。ここならコミュ障の私でもやっていけそうだと思いました(「社会経験を積むための踏み台になってもらおう」という魂胆もありつつ)。

案の定、リーダーが引くようなことをやらかして「常識的に考えてどうなの」と注意されました。

非常識でごめんなさい。でも常識のある人はこの職場を選ばないと思います。

たとえノルマがあってもアルバイトは定時で帰っていいし、残業代も請求できるはずです。待遇が悪いから低レベルの人物しか集まらないんでしょう。

外国人にも「賃金が安すぎるから辞めたい」と言われるほど。日本人が働くような場所ではないのでは……と思っています。家族には「日本人なのに技能実習生みたいな扱いだよ」と説明しています。

見かけによらず毒舌なゆるふわ女子

ゴミの片付けをしていたら若い女性従業員(職場の癒やし)が通りかかったので挨拶をしたところ、「仕事にはもう慣れましたか?」と声をかけてくれました。

「全然慣れないです。でも皆さん優しく教えてくださるので……」

「表面的にはみんな優しいですよね。でも腹黒いんですよー。ウフフフフ」

意味深な笑いを浮かべて去っていきました。

親しげに話している同僚を「腹黒い」と言い切るしたたかさ。この子が一番の大物かもしれません。

最初から当たりがきつい職場よりはマシですが、なかなか闇が深そうです。

60歳の同期に鬼のようなシフトを入れてくる

面接時に「この仕事は体力を使うので、3日出たら1日休みを入れるように配慮しています」と説明されたはずなのですが、60歳の同期は容赦なく4連勤入れられていました。

配慮って何だったんだ。

本人もシフト表を見て「これはさすがに酷い」と苦笑い。それでも頑張り屋なので1日も休まず出勤しました。

地獄の4連勤の後、発車間近の電車に向かってダッシュする彼女は、ちょっとかっこよかった。

美しき助け合いの精神

何の病気なのか「ちゃんと薬を飲んでる?」と聞かれている人や、大きな手術をしたばかりの人も働いています。

病人に重いものは持たせられませんから、一緒に組む時は私が荷物をすべて運びます(時給は同じですが)。そんなこんなで始業前から疲れ果てていることもしばしば。

助け合いの精神が根付いている、と言えば聞こえはいいですが、要するに人手不足なんでしょう。

もはや労働というより修行。徳を積んでいると思うことにいたします。