ひきこもりを代表して派遣サイトのフルキャストに登録してみました。しばらく家族以外の人類と接触していないのでドキドキの初体験です。
WEB登録は心理的なハードルが低い
派遣アルバイトとして働くためには通常、派遣会社の説明会に参加しなければいけませんが、フルキャストはWEB登録に対応しています。
場でしか聞けない話もあるでしょうから説明会に参加するのが望ましい(当然交通費は出ない)ですが、オンライン上で終わらせるほうが手軽です。
WEB登録に必要なもの
- 証明書写真
- 身分証明書
身分証明書は現住所が記された運転免許証、パスポート、学生証、住基カード、住民票、保険証(コピーでも可)のいずれか。
私は証明書写真と保険証をカメラで撮影してアップロードしました(スキャナを持ってなかった)。履歴書は不要です。
さて、証明書写真のアップロードはひきこもりにとって最初の難関です。
自分の顔なんておぞましくて見たくないというその気持ち、よくわかります。私は携帯のカメラで自撮りしまくって目を慣れさせました。もちろんノー補正。照明なし。かなりの荒療治ですが、現実を直視してもなんとかメンタルを保っています。
よく考えてみてください。
世の中のほとんどの人は残念なお顔をしていませんか?
髪型やメイク(カラコン、加工アプリも含む)、服装などでなんとなくまともに見えているだけです。
長くひきこもっていると視野が狭くなり、広告などで目にする美男美女を基準にしていまいがちですが、そんな美形なんて滅多にいやしません。一般人の美醜なんて誤差の範囲。外国人には見分けがつかないので心配は無用です。
電話で本人確認
登録後、フルキャストから本人確認の電話がかかってきます。
本人確認済でなければいくら応募しても仕事に採用されません。ひきこもりといえど、ここは逃げちゃダメだ。
名前、生年月日(西暦でも元号でもよい)、住所を聞かれるので、登録内容と同じことを話します。
次に現在の仕事状況と仕事内容の希望を聞かれます。現在の仕事については飲食とかWEB関係といった大まかなジャンルでかまいません。時間帯、勤務地、できない(やりたくない)仕事などを伝えましょう。
都合悪く電話に出られなかった場合は担当者から希望時間帯・日時についてのメールが届きます。確実に電話を受けられる時間を書いて返信しましょう。
なお、土日でもメールの返信・電話はあります。心の準備をしておいてください。
実際に仕事をするときは「キャストポータル」という専用サイトから求人を探して応募します。すぐに働かなくても大丈夫。サイトを見て条件に合う仕事をゆっくり探せます。
いきなり電話で仕事を紹介された場合でも断ればいいそうです。
電話で紹介される仕事には条件が悪いものが多いと聞きますから、安請け合いしないように。ドタキャンすると派遣会社の信用問題にかかわるので、今後派遣として働けなく恐れがあります。注意しましょう。
評判の悪い会社については説明会で質問すると教えてもらえることもあるようです。
担当者の電話応対は丁寧でした。質問しやすい雰囲気なので不安なことがあれば聞いてみるといいでしょう。
とりあえず登録だけでも
仕事の当たり外れがある、担当者が電話に出ないなど、ネットの評判はあまり良くないのですが、単発だから苦手な人とずっと一緒に働かなくていいのは気が楽です。
セミリタイア後の収入源として利用している方もいました。
【労働収入】ニートのおじさんでも職をゲットした派遣サイトの利用方法を紹介! | 一歩先を行く「月5万円海外生活」の話
ここまで頑張ったあなたを讃えたい
検索するとフルキャストの登録方法は見つかるのですが、本人確認の電話に出られなかった場合や、具体的に何を聞かれるのかを説明しているブログはなかったので記事にしてみました。
この記事を読んで自分も登録した、というひきこもりの方がいたら私はあなたを讃えます。
「そんなことくらいできて当たり前」と人は笑うかもしれません。
全然当たり前じゃないよ。
みんな情報を集めるだけで行動しないんだよ。
行動したあなたはまぎれもない勇者です。