ひきこもりクエスト

ひきこもりが何と戦ってるかって?自分の中にいる怪物だよ

読書

心を抉られる自己啓発本『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください』【感想】

もっさりした女子のイラストに味がある表紙 アラ古希の学者先生による、低スペック女子のための人生指南書。 馬鹿ブス貧乏がパワーワードすぎて励まされているのかdisられているのかわからなくなりますが、ジェーン・スーさんの推薦文いわく「自己憐憫に唾棄…

超絶人気の『鬼滅の刃』を読んでみた

今年のゴールデンウィークは『鬼滅の刃』を読みました。 社会現象になった漫画は他にもありますが、とりわけ鬼滅の人気はすさまじく、普通の単行本でさえなかなか手に入らないことがあるそうです。快く本を貸してくれた鬼滅ファンの妹に感謝いたします。

【感想】ミニマリストの愛読書/小池龍之介『貧乏入門』

うちのブログでは面白キャラ扱いの小池龍之介さんですが(ふざけたブログなので申し訳ありません)、一般的には座禅修行の先生であり、ベストセラー作家であり、ミニマリストから尊敬される立派な方のようです。 まだ「ミニマリスト」という言葉が生まれる前…

【感想】東大卒の破天荒なイケメン僧侶『坊主失格』

隠居生活の大原扁理さんとの対談で僧侶の小池龍之介さんを知りました。 人間の価値を決めるのに学歴は関係ないと思っていますが、小池さんを語るうえで「東大卒」「イケメン」という情報は外せないのであえてタイトルに入れています。

ひきこもるくらいなら隠居しろ!『年収90万円で東京ハッピーライフ』

Myriam ZillesによるPixabayからの画像 15~39歳までのひきこもりは54万人、40~64歳までのひきこもりは61万人いるそうです。 一昔前と違って「ひきこもりたい気持ちもわかるよ」「自分もひきこもりたい」という声を聞くことも増えました。潜在的なひきこも…

サルでもわかる日本庭園のみかた

鳥屋野潟公園や旧小澤家住宅などで素敵な日本庭園を見る機会がありましたが、私が無知すぎるせいで、どこを写真に撮ればいいのかわかっておりませんでした。 旧小澤家住宅では見どころを教えてもらえたので、おぼろげでも少しは実のある見学ができた、という…

【感想】成宮アイコ『あなたとわたしのドキュメンタリー』

成宮アイコさんは私と同じ新潟県出身。 機能不全家族で育ち、社会不安障害・適応障害を抱えながら、「生きづらさと人間賛歌」をテーマにした詩の朗読ライブを行っています。 フジテレビの「スーパーニュース」やNHKの「福祉ネットワーク」で紹介されたことも…

尾道に行きたくなる『0円で空き家をもらって東京脱出!』

『0円で空き家をもらって東京脱出!』は2008年に尾道に移住したマンガ家・つるけんたろうさんのコミックエッセイ。 「生きることに疲れている人」 「大量生産・大量消費の世の中にうんざりしている人」 にぜひとも読んでほしい本です。

愛なきパクり記事を許すな!『ネットは基本、クソメディア』

ネットは基本、クソメディア。このタイトルを聞いてどう感じるでしょうか? ブロガーであれライターであれ「発信者」の経験がある人と、「調べたいことがある時だけスマホを開いて検索する」人では感じ方が違うと思います。 クラウドソーシングのライターよ…

ひきこもりには※閲覧注意『嫌われる勇気』

読むんじゃなかった。 体調がいい時に文章を書いて、あとはずっと死にたいと思っているような人間が読むものじゃなかった。 この本に関する感想を書くのも辛いんですが、他のひきこもりが同じ轍を踏まないように、私が人柱になっておきます。

平安貴族は弱い者いじめが好き?『殴り合う貴族たち』

京の都では、貴族による集団暴行や弱い者いじめが日常的に行なわれていました。 王朝貴族は暴力に親しんでいた――と主張するのが本書『殴り合う貴族』です。 のっけから「雲の上の人」とされる殿上人たちが、老人をよってたかって足蹴にしていたというショッ…

アウトローな坊さんが弱者を救う『江戸の悪霊祓い師』

『江戸の悪霊祓い師』は掛け値なしにおすすめできる本。 1991年刊。初版から25年で改訂版が2回も出ています。 1994年『新編 江戸の悪霊祓い師(エクソシスト)』 2016年『補強版 江戸の悪霊祓い師』 たいていの本は寿命が短く、ベストセラーになっても1年後に…

マジで落語ビギナーにおすすめ『超初心者のための落語入門』

コミュ障の私は話のうまい人を反射的にリスペクトしてしまう。ラッパーもYouTuberも話のうまい人が多いですよね。 さて、昔から話のプロといえば噺家(落語家)さんです。テレビに出ている方くらいしか知らない私が手に取ったのが『超初心者のための落語入門…

【感想】時代劇の越後屋は悪くない!『かつて誰も調べなかった100の謎』

いまでは不倫ばっかり報道している『週刊文春』に、1995年から2011年まで「ホリイのずんずん調査」という伝説の連載がありました。 ライター/コラムニストの堀井憲一郎さんが関心を持ったことを調査するのですが、驚くのは、それがどんなにくだらないことで…

【感想】HIKAKIN『僕の仕事は YouTube』シバターが燃やした本を読んでみた

いまさらですが、2013年に発売された『僕の仕事は YouTube』を読んでみました。 そう、シバターが燃やした“いわくつき”の本です。 アマゾンレビューでも、 「焚き火に最高」「歴史的クソ本」 とボロカスに書かれております。 これは、どんだけ酷いのか自分の…

恥ずかしがり屋あるある『言いたいことが言えない人』/加藤諦三

加藤諦三さんの『言いたいことが言えない人』という本を読みました。 誰とでもすぐに仲良くなれる人を見て、自分と何が違うんだろうと悩んだことはないでしょうか。 真面目に頑張っているのに報われない。割りを食うことばっかり。そういう人がこの本を読む…

漢 a.k.a. GAMI自伝『ヒップホップ・ドリーム』/カリスマが語るリアルと哲学

漢 a.k.a. GAMIさんの自伝『ヒップホップ・ドリーム』を読んでみました。 YouTubeの影響力は凄いね。ヒップホップに1ミリも興味がなかった私が漢さんを知るきっかけになりました。